湾岸コース - プロローグ

案内人

誰か...このメッセージが見えている方はいらっしゃいませんか?

案内人

もしいたら、返事をしてください...!

見えています。

参加者
案内人

え、うそ...!やった!

案内人

ついに成功だ...!!

どなたですか?

参加者
案内人

失礼しました!私は「志村れに」と申します。

珍しいお名前ですね

参加者
案内人

ふふ、こちらではありふれた名前なんですよ。

案内人

そうーーあなたがいる世界の、100年後の未来では。

100年後?

参加者
案内人

はい。私、未来人なんです。

案内人

100年後の未来からずっと交信を試みていたのですが、なかなか上手くいかずで。やっと上手くいって、本当に安心しています。

案内人

...突然なのですが、あなたにお願いしたいことがあります。

案内人

未来の世界で発生している深刻な「バグ」の修正にご協力いただきたいのです。

バグ?

参加者
案内人

はい。

案内人

あなたがいらっしゃるのは、2026年の日本ですよね。

案内人

実はもうすぐ、そちらの世界に「バグ」と呼ばれる現象が発生します。

案内人

バグというのは、つまり”世界の歪み”です。

案内人

今あなたが当たり前だと思っている常識が、気づかないうちに全く別のものになってしまうんです。

案内人

たとえば、そうですね。人は小さな赤ちゃんとして生まれ、徐々に大きくなり、そしていずれ年老いていく。これは常識...という共通認識はありそうですか?

もちろん

参加者
案内人

よかったです。でも、それが「もちろん」じゃなくなるのがバグなんです。

案内人

バグは、この世の理を根本から変えてしまいます。しかも、誰もそのことに気づかないのです。

案内人

老人として生まれ、歳月を経て赤ちゃんになっていくーーバグがひとたび発生すると、そんな風に世界が変わってしまう可能性があるのです。そして、あなたはそれが「当たり前」だと思ったままその後の人生を生きるのです。

案内人

最新の研究によって私たちがそのことに気づいたのが数年前のこと。そして、そのためのソリューションが完成したのがつい先日。

案内人

そして、そのソリューションを唯一実行することができるのが、この通信を受け取ってくれた2026年の住人ーーあなたです。協力していただけますか?

いいですけど...

参加者
案内人

ありがとうございます!

案内人

それでは早速、説明させていただきますね。ーー2126年の最新の科学とナゾトキ学の叡智が生み出した、画期的なソリューションについて!

ナゾトキ学?

参加者
案内人

ええ!ナゾトキ学がこれまで直接的/間接的に扱ってきたヒラメキ粒子によって、宇宙空間の位相欠陥に補正項として干渉するんです。つまり、ヒラメキのもつ量子的性質と、異なる世界線に存在する観測者が......

案内人

...いや、すみません!専門的な話はやめておきましょう!

案内人

あなたにお願いしたいことはシンプルです。

案内人

街を歩いて、謎を解いていただきたいのです。いわゆる、街歩き謎解きですね。

それだけ?

参加者
案内人

はい!あなたは指定の目的地を巡って、そこで謎を解いてください。謎は、お手元の冊子に記載されています。あなたが謎に正解することで、こちら側のデバッグ(修復)が進む仕組みになっています。

案内人

よろしくお願いします!

わかりました!

参加者
謎解きを始める